福井市発祥の地といわれる足羽地区は、北に足羽川の清流が流れ南に緑豊かな足羽山に抱かれ自然に囲まれた歴史深い地域です。
特に歴史の面では足羽山の古墳群や足羽山のシンボルである継体天皇の古代から藤島神社・新田義貞の南北朝時代、戦国は西光寺・柴田勝家公とお市の方、幕末は左内公園・橋本左内までその他数々の史跡が点在し悠久の歴史を刻む宝庫ともいえる地域となっています。
平成26年度に舞鶴若狭自動車道全線開通、平成27年度に北陸新幹線金沢駅が開業。令和4年度には北陸新幹線福井駅開業を控え福井県都のさらなる魅力アップが問われる時代が到来している中、平成25年に福井県と福井市が「県都デザイン戦略」を策定しました。
その中で足羽地区は「地域の歴史を実感できるまち並みの形成」を図る地域として位置づけられ、また福井市が進める「足羽山・足羽川空間再形成基本構想」においてもその大部分を足羽地区が占めるなど地域としての重要度が増しています。
「福井あすわ歴史道場」を通じて地元住民はもちろんのこと、一人でも多くの福井市民が地元の歴史に慣れ親しみ、これから訪れる県外の観光客や次代を担う子供たちに、福井の歴史遺産を伝えることに寄与していきたいと考えています。